セミリタイア計画の中で、50歳で4,000~5,000万円を達成の目安としています。
過去の記事「ざっくりとした資産推移のイメージ」でも触れましたが、セミリタイアの成否は、序盤——特に40歳までの積み上げ方に大きく左右されると感じています。
私は40歳で資産1,000万円を、最初のマイルストーンと考えています。
ただ、この目標を越えるのは、想像以上に難しそうです。
駐在生活、未確定の帰任時期、妻の再就労といった変化に対応しながら、“予定通り積み上げる”というのは、簡単なことではありません。
それでも、もし40歳でこのラインに到達できたなら、その後のセミリタイア計画は一気に現実味を帯びてくるはずです。
今回は、この最初のハードルをめぐる現実を、整理してみたいと思います。
40歳1,000万円への道筋
現在の貯蓄は約200万円。
駐在期間は最大でも2028年末までの見込みで、NISAなどの運用制度は利用できません。
この期間の貯蓄ペースは年100万円ほどになります。
帰国時には車の購入や生活再構築のために、少なくとも200万円ほどの支出を想定しています。
帰国後は、スムーズにダブルインカムとなれれば、年200万円の貯蓄を見込みます。
この条件をもとにシミュレーションすると、40歳(2030年)時点での資産はおよそ700〜800万円となります。
年4%での運用を加味しても、1,000万円に到達するには、もう一歩届きません。
この数字が示すのは、「頑張れば届く」ではなく、“現実的に見ると届きにくい” という冷静な事実です。
それでも目指す理由
たとえ現実的に届きにくいとしても、「40歳・1,000万円」を目標として掲げることには、はっきりと意味があります。
第一に、このラインを達成できれば、50歳でのセミリタイア計画が一気に現実味を帯びてきます。
仮に40歳時点で1,000万円を確保できれば、その後の10年間で年200万円ずつ積み上げ、退職金を加えると、50歳時にはおよそ5,000万円に到達する計算になります。
これは、セミリタイア計画の「安心ライン」を十分満たす水準です。
第二に、目指さないものは手に入らない。
そして、目指すものの先に最善の結果があると考えています。
1,000万円の実現が可能かどうかは置いておくとしても、それを目指すということは、その方向に向かって試行錯誤をし、努力を重ねるということです。
その結果がどうであれ、それは選び取った最善の過程であり、その努力を肯定し、受け入れるのは他の誰でもなく自分自身です。
自分が納得して掲げた目標であれば、目指さない理由はありません。
そして第三に、40歳でこのラインに立てることは、“次の10年をどう生きるか”をより自由に選べるということになります。
これは単なる数字の話ではなく、自由と選択を手にし、人生の舵を少し自分の方へ引き寄せるということほかなりません。
小さな工夫で少しずつ
1,000万円という目標を現実的に考えると、一気にたどり着くのは難しいかもしれません。
だからこそ、できる範囲の工夫を積み重ねることが大切だと思っています。
駐在中は、NISAなどの制度を使った投資はできませんが、それでもWise Stocksなどの運用を続けて、「お金を寝かせない」感覚を保つようにしています。
為替リスクを完全に避けることはできませんが、この期間も“資産を動かし続ける習慣”を維持しておきたいと考えています。
また、帰国時に車や家電の購入など大きな支出があるため、それらを“帰国準備金”として別口で積み立てておくのも有効だと思います。
生活再構築のための費用と、純粋な貯蓄を分けておくことで、心理的にもブレを少なくできる気がします。
そして帰国後は、ダブルインカムかつ、子どもが大学に入学するまでの期間は比較的貯蓄しやすいため、日常の支出を大きく変えずに、貯蓄率を上げることを意識したいと思います。
そのためにも、生活水準を上げすぎないことを帰国前から意識しておきます。
“以前の生活に戻る”のではなく、“これからの暮らしを整える”という視点で立ち回ること。
それが、この最初のマイルストーンを越えるための、ひとつの鍵だと思っています。
まとめ
「40歳・1,000万円」という目標は、簡単ではありません。
けれど、目標を掲げることで、日々の選択や行動に指針が生まれます。
ひとつひとつの選択の積み重ねが、たとえ数字が届かなくても、自分にとっての最善の結果へとつながっていきます。
この目標は、結果を競うためのものではなく、セミリタイア計画をどう積み上げていくかを考えるためのものです。
現実を受け止めた上で、それでも少しずつ前へ進むこと。
それが、私にとってのセミリタイア計画の“本当の意味”なのかもしれません。

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