0→1型ではなく、1→1.1型

セミリタイア計画

SNSを眺めていると、様々な成功例が流れてきます。
参考になる場面もありますが、私自身はSNSと相性が良いほうではなく、必要なときに必要なだけという距離感で利用しています。

成功例には光が当たりますが、その裏にある前提や偶然までは見えにくいものです。
そうした背景もあって、私は定石と成功例は別物だと考えています。

自分のスタンスを一言でいえば、0→1型ではなく1→1.1型です。
まず定石を押さえて実行し、そのうえで価値観に合うものを少しだけ取り入れていくやり方が向いています。
セミリタイアについても、特別な裏技ではなく、定石を淡々と積み重ねていく方針です。

成功例と定石は違う

成功例は、どうしても目を引きやすいものです。
数字や結果のインパクトがあり、再現性があるように見えるため、つい気になってしまいます。
しかし、成功例は多くの場合、特定の条件やタイミングが重なった“出来事”であり、誰にでも当てはまるものではありません。

一方で、定石は再現性に軸があります。
特定の人だけではなく、多くの人にとって機能しうる普遍的な要素を含んでおり、長い時間をかけて磨かれた“考え方”や“やり方”に近いものです。
成功例の中から一部の要素が抽出され、定石として認識されることもありますが、その順序は逆ではありません。

SNSなどで成功例が頻繁に可視化される一方で、定石は目立ちにくい性質があります。
地味で、時間がかかり、派手な数字もありません。
だからこそ、多くの人は成功例に惹かれますが、実際に自分の行動に落とし込む際には、定石を踏まえることのほうが大切だと感じています。

まず定石、そのあとに色物

私のやり方は、まず定石を押さえて実行してみるところから始まります。
その基本線を歩いてみると、自分がどこに違和感を覚えるのか、どこに納得するのかが見えやすくなります。

そのうえで、自分の価値観や好みに合いそうな「色物」を少しだけ物色します。
色物というのは、特殊だったり、応用寄りだったり、万人向けではなかったりする方法です。
そこには定石にはない魅力があり、時に世界を広げてくれることもあります。
ただ、その全てを採用する必要はなく、取り入れるのは納得できる部分だけで十分です。

こうしたやり方は目新しさこそありませんが、自分に向いていると感じています。
何かを始めるときに、いきなり特殊な手法に飛びつくよりも、まずはしっかりした足場を作るのが、私の基本スタンスです。

0→1型ではなく1→1.1型

私は、いわゆる0から1を生み出すタイプではありません。
もちろん、0→1には大きな価値があり、その過程には創造性や胆力が求められます。
しかし、自分の志向性や得意分野を冷静に見つめてみると、私は1を1.1や1.2にしていくほうが性に合っています。

ここでいう「1」とは、定石に近いものです。多くの人にとって再現性があり、普遍性のあるやり方や考え方を指します。
その基本線を土台にして、無理のない範囲で少しだけアレンジしたり積み上げをする。
そのほうが私には自然であり、継続しやすくもあります。

1→1.1型は派手さこそありませんが、継続することで気づけば差が生まれます。
複数の領域で1→1.1の操作を同時並行で進めることもできるため、徐々に地力が育っていく感覚もあります。

セミリタイアも定石の積み上げだと考えている

セミリタイアについて調べていると、特別な裏技や大きな勝ち筋があるように見えたり、紹介されていることもあります。
しかし、現実的なプロセスに目を向けると、定石に近い要素の集合体です。
収入と支出の管理、貯蓄と投資、家計の設計、健康の維持など、どれも普遍的で地味な取り組みばかりです。

また、定石を積み上げるといっても、誰にでも同じように成立するわけではありません。
職種や働き方、家族構成、居住地、リスク許容度など、条件は人によって大きく異なります。
自分の場合はどうなのかを確認する作業が欠かせないと感じています。
前提条件を洗い出し、どの定石を採用できて、どこに制約があるのかを見極めることが中心になるからです。

私のセミリタイア計画は地味な作業の積み重ねですが、飽きずに淡々と進めていけたらと思います。

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