家計の「実態」を大雑把につかむ

家計管理

以前の記事では、家計の「想定」と「実態」に生じているズレの原因として、食費・雑費が想定よりも上振れしている可能性があるのではないか、と考えました。

数字を細かく追えば、正確に原因が特定できるのかもしれません。
ただ、そこまで細かな管理を続けるのは性に合わないため、大雑把に状況を確認する方法で、現状把握を進めていくことにしました。

ユーロ残高が把握しにくい理由

オランダの銀行口座にあるユーロ残高は、単純に「生活費として使ってよいお金」だけで構成されているわけではありません。

月々の給与に加えて、
ボーナスの先取り分、
出張費や社用車のガソリン代などの業務上の支払い前払い分、
さらに学費の前払い金(1〜3か月分)も含まれています。

性質の異なるお金が、ひとつの口座にまとめて入っているため、残高の数字をそのまま見ても、実際に使ってよい残高が直感的に分かりにくい状態になっていました。

加えて、日本への送金予定額や、今後発生が見込まれる固定費も考慮すると、目の前の残高と、実際の可処分額との間に、どうしてもズレが生じてしまいます。

食費や雑費が想定よりも多いのではないか、という感覚も、この「残高の見えにくさ」によって、必要以上に強くなっている可能性もある、と感じています。

ユーロ残高を整理するために行ったこと

Excelを使用して、口座上の残高と実際の残高を、それぞれ確認出来るようにしました。

その上で、毎月の固定費、日本への送金額、暫定の食費+雑費をあらかじめ入力しておき、実際の残高がどのように変動するかを、見える形にしました。
暫定の食費+雑費については、上振れしていることを前提に、それぞれ100ユーロ増やした金額を置くことにしました。

管理の中身としては、毎週一度、残高をチェックし、前週との差額から食費+雑費の実績を確定していくだけです。
この程度であれば、無理なく継続できそうだと感じています。

この条件で整理してみると、Wise Stocksに積み立てられるのは、ボーナスの先取り分のみになる、ということが分かりました。
そのため、この先取り分は淡々とWise Stocksに積み立てて、口座から分けてしまおうと思います。

また、実質の残高は、給与前になるとやや心もとなくなっています。
まずは食費+雑費が実際にどれくらいかを確認しつつ、銀行残高を増やすことを優先し、Wise Stocksへの積み増しは、少し先に回すべきだろう、という考えになりました。

客観的に見ると、少し面倒な管理に見えるかもしれません。
ただ、海外にいると定期的な日本への送金が必要になることに加えて、会社の補助が得られる送金回数にも制約があります。
どのタイミングで、いくら送金できるかを考えるうえで、今回行った残高の見える化は、十分に有用だと感じています。

食費・雑費を大雑把に把握する

食費や雑費については、一つひとつを細かく記録する方法は取らないことにしました。

理由としては、オランダでは駐車が無料でないケースも多く、細々とした支出が頻繁に発生するためです。
また、基本的にキャッシュレス決済のため、履歴自体は確認できるものの、オランダ語の明細から、どの支出がどの店舗のものかを一つずつ紐づけていく作業に、思った以上に手間がかかります。

一方で、固定費はほどんど変動がなく、クリスマスプレゼントや旅行費用といった特別な出費は、発生頻度が限られている分、そこまで管理の負担を感じることはありません。

そこで、固定費と特別な出費を除いた費用を、日常的に発生する食費+雑費として捉え、より大雑把に把握する方法を選びました。
具体的には、支出が主に週末に集中することを踏まえ、週に一度、週明けにユーロ残高を確認し、前週との差額を、その週の食費・雑費としてカウントします。

この方法であれば、支出の内訳を追いかけなくても、使い過ぎているかどうか、あるいは想定の範囲に収まっているかは、おおよそ把握できます。

まとめ

ユーロ残高の中身を分けて考え、固定費や送金予定、暫定の食費・雑費をあらかじめ入力しておくことで、残高の予定推移が見えるようになりました。
これにより、月々の実質手取りに対して黒字なのか赤字なのか、ある程度の見通しを立てることができます。

細かな管理を省いている分、精度は高くありませんが、無理なく続けられる形で状況を把握できることには、一定の意味があると感じています。

今後も、何か見落としがあれば、その都度修正や方向転換をしながら、進めていこうと思います。

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