太陽光発電と蓄電池 | 50歳セミリタイアを志向する轍録(わだちろく)

太陽光発電と蓄電池

住まい計画

我が家の日本の自宅には、太陽光パネルが設置されています。
自宅を購入した際、設置するかどうかは選択可能でしたが、当時は半ば標準のような扱いでもありました。
細かなシミュレーションまでは行っていませんでしたが、ざっくりとメリットとデメリットを考えたうえで設置を決めた、と記憶しています。

当時の判断は結果として良かったのかどうか、そして将来的に蓄電池の導入をどうするべきなのか。実際の数字をもとに、いまの時点での考えを整理してみたいと思います。

太陽光パネルの売電実績

当時の設置費用はおよそ200万円ほどで、想定では売電収入によっておよそ10年前後で設置費用を回収できるという見積もりでした。

実際の売電実績としては、過去2年間のデータですが次のようになっています。

  • 2024年度:月平均15,500円(年間186,000円)
  • 2025年度:月平均16,700円(年間200,400円)

年度ごとに多少の変動はありますが、年間およそ20万円前後の売電収入となっています。

このペースで考えると、固定価格買取制度が適用される10年間の中で、設置費用をほぼ回収できるかどうか、というところに落ち着きそうです。

当初の想定から大きく外れているわけではありませんが、「利益が出る」というよりは、長い時間をかけて設置費用を回収していく仕組みであることを、実際の数字を見て改めて感じています。

蓄電池という選択肢をどう考えるか

太陽光発電を導入している家庭でよく話題になりそうのが、蓄電池の設置です。

太陽光発電には固定価格買取制度があり、一定期間は比較的高い価格で電力を買い取ってもらえます。
しかし、この期間が終了すると買取価格は大きく下がるため、その後は売電による収入はあまり期待できなくなります。

そのため、発電した電力を売るのではなく、自宅で消費するために蓄電池を設置するという選択肢が検討されます。

ただ、現時点では蓄電池の設置について慎重に考えています。

一つ目の理由は、蓄電池の設置にもそれなりの費用がかかるためです。
設置費用と、その費用を回収するまでにどれくらいの時間がかかるのかを、まだ十分に把握できていません。

もう一つの理由は、そもそも今の自宅にどれくらい住み続けるかが確定していないことです。
転職などによっては売却という選択肢もあり得るため、蓄電池の費用を回収できるだけの期間、住み続けるとは限りません。

こうした点を考えると、仮に蓄電池を設置したとしても、結果としてプラスのメリットが得られる可能性はあまり高くないように思えます。

それであれば、将来的に買取価格が下がったとしても、現状の設備のまま少しでも設置費用の回収を進めていく方が、現実的な選択ではないかと今のところは考えています。

もし今住宅を購入するとしたら太陽光は設置するか

では、もし今あらためて住宅を購入するとした場合、太陽光パネルを設置するかと聞かれれば、私の答えはおそらく「設置しない」です。

今の経験から感じたのは、太陽光発電は設置コストを回収するまでに、長い時間がかかるということです。
実際、我が家の場合も設置費用を回収するまでにおよそ10年という時間が必要になります。

その期間を経てようやくプラスのメリットが生まれる可能性がありますが、その一方で、設備にはメンテナンスや将来的な撤去費用といった要素もあります。
そうした点まで含めて考えると、トータルで見たときのメリットはそれほど大きくないのではないか、というのが今の率直な感想です。

どのみち一定のリスクを取るのであれば、設備に投資するよりも、シンプルに資産運用に回すという考え方もあります。

例えば、設置費用に相当する200万円を年利3%で運用したとすると、10年後の運用益はおよそ68万円になります。
太陽光発電が10年でようやく設置費用を回収する水準だとすれば、その差は決して小さくありません。

とはいえ、20代の頃の自分に十分な知識があったかと言われれば、そうではありませんでした。
そう考えると、この判断も一つの経験だったと割り切った方がよさそうです。

致命的な失敗ではなかったのであれば、その経験が次の判断をより良いものにしてくれるはずです。
帰国後の車の購入や、将来の住まいの選択など、これからも大きな判断をする機会は何度か訪れると思います。

その都度、情報を集めて検討しながら、その時点でできる最善の判断を重ねていけたらと思っています。

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