駐在中のセミリタイア計画

セミリタイア計画

ここまでの記録では、主にシミュレーションや価値観の整理を中心に進めてきました。
そろそろ、より具体的な“実務フェーズ”にも踏み出していきたいと考えています。

以前の記事「40歳・1,000万円という分岐点」をさらに掘り下げ、海外駐在中の立ち回りについて、現実的な計画を立ててみます。

駐在期間がまだ確定していないという前提はありますが、想定できる複数のパターンを並べたうえで、最も難易度の高い条件を基準に設計していくつもりです。

駐在期間の想定と前提

現在、駐在2年目の終わりを迎えようとしています。
任期は明確に定められていませんが、帰任のタイミングは節目ごととなるため、3年・4年・5年のいずれかが想定されます。

帰任の通達は、通常3か月ほど前に知らされます。
そのため、3年や4年のパターンでは、Wise Stocksで保有しているリスク資産の調整期間を十分に取ることが難しいのが現実です。

一方で、多少の相場下落があっても、現時点では資産の総量がまだ小さいため、影響は限定的と考えています。
むしろ、早めの帰任となった場合には、日本でダブルインカムとなる期間が延びることになり、その意味では、「40歳・1,000万円」に向けてプラスに働くことに要素となります。

こうした条件を踏まえると、目標達成の難易度が最も高くなるのは5年駐在のケースです。
そこで、この条件を主軸に、この先3年間の立ち回りを検討していきます。

具体的には、どのタイミングで帰任になっても対応できるよう、あらかじめ「即応ルール」を定めておくことを目的とします。

5年駐在を想定した際の目標値

「40歳・1,000万円」という全体目標から逆算すると、5年駐在を前提にした場合の貯蓄目標額は800万円となります。
現時点では、月500ユーロを積み立てており、このペースを続けた場合、5年後の見込みはおよそ500万円です。
目標額を800万円としたときに、毎月の積立額を試算してみます。

Wise Stocksの想定利回りを年5%、為替レートを1ユーロ=170円とすると、目標ユーロ額は約47,000ユーロ、それに必要な積立額は月680ユーロとなります。

現状との差は180ユーロです。
とはいえ、家族4人での外食1回が軽く100ユーロを超える世界にいると、ちょっとした意識を変えるだけで近づける金額にも思えます。

Wise StocksからInterestへの切替ライン

Wise Stocksは株式を基盤とした運用のため、相場下落のリスクがあります。
実際に、運用を始めてから元本割れした時期もありました。

一方のWise Interestは、株式のような値動きはないものの、年1.7%前後の利回りを得られる点が特徴です。
短期的な値上がりは期待できませんが、安定して資産を維持することができます。

また、Wise StocksおよびInterestはいずれも欧州居住者向けのサービスであり、帰任後まで保有を続けることはできません。
このため、帰任ぎりぎりまでStocksを保有するのはリスクが高く、少なくとも5年目に突入した時点から、1年ほどかけてInterestを経由しながら円への移行を進める計画としています。

目標額が高いため、途中で上振れして達成という可能性は高くありませんが、もし想定よりも早く到達した場合は、5年目を待たずに段階的なInterest移行を開始します。
また、3年または4年での帰任となった場合は、通達後速やかにStocksをInterestへ移し、その後ユーロ残高として円転を準備します。

為替リスク

海外駐在中の資産運用で避けられないのが、為替リスクです。
ユーロで積み立て、最終的に円へ戻す以上、その影響を完全に無視することはできません。

とはいえ、為替の変動はコントロールできない領域です。
為替レートを「読む」ことはせず、会社の送金補助制度を活用し、与えられた期間内で計画的に円転していく予定です。

ユーロ建てのままであれば保有を続けることも可能ですが、ここで積み上げた資産は、日本側での運用を始めるための原資になります。
読めない為替の動きを待つよりも、送金手数料を抑えつつ、確実に資金を移しておくほうが合理的と考えています。

まとめ

駐在期間の不確定さを前提に、意識すべき毎月の積立額を試算し、Wise StocksからInterest、そして円転までの流れを整理しました。

帰任のタイミングに左右されず、一定の判断軸を持って動けるようにしておくこと。
それが、今の段階でできる最も現実的な備えだと思います。

次回は、ここで定めた方針をもとに、実際の行動に落とし込むための「即応ルール」を整理していきます。

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