前回の記事では、駐在中の資産形成をどのように設計していくかを整理しました。
今回はそれを踏まえ、実際の動き方を具体的に決めていきます。
海外駐在では、帰任の時期を自分で選ぶことはできません。
通達は突然であり、相場や為替の動きを見てから判断する余裕はほとんどありません。
だからこそ、どのような状況でも迷わず動けるよう、あらかじめ「行動の手順(即応ルール)」を定めておきます。
即応ルール
駐在期間が3年・4年・5年の各パターンについて、それぞれの即応ルールをあらかじめ考えておきます。
■ 各パターンに共通する行動
毎月、定額をWise Stocksに積み立てます。
生活資金とのバランスを考慮しながら、できるだけ現状の月500ユーロから680ユーロに近づけていきます。
■ 3年・4年パターン(早期帰任の場合)
帰任の通達を受けた段階で、Stocksの評価がプラス圏であれば、速やかにWise Interestへ移行します。
その後、帰任までの約3か月を利用して、数回に分けて円転(送金)を行います。
評価がマイナス圏の場合は、慌てて売却せず、損失の許容範囲を確認しながら、一部のみをInterestへ移すか、もしくは段階的に調整していく形を検討します。
この部分は、実際の運用を続けながら理解を深め、より具体的な判断基準を固めていく予定です。
■ 5年パターン(標準・長期駐在の場合)
5年目に入った時点で、半年程度を目安にInterestへ段階的に移行します。
その後、数回に分けて円転(送金)を進めていきます。
また、5年目に入る前に目標額(およそ47,000ユーロ)に到達した場合は、その時点からInterestへの移行を開始し、以降の積立もInterestで行います。
定期管理
即応ルールは“動くための基準”ですが、その前提として、日々の積立や運用を定期的に振り返る習慣も欠かせません。
また、このブログの目的のひとつである「記録」という面でも、各時点の資産推移を定点観測し、進捗を客観的に判断していきたいと思います。
■月次
- 積立が計画どおりに行えているかを確認
- 家計の余剰・不足を見て、翌月の積立可能額を調整
■四半期ごと(3か月に1回)
- Wise Stocksの残高と利回りを確認
- 積立ペースを再点検(500→680ユーロへの近づき具合)
- 必要に応じてInterestへの一部移行を検討
■年次(年末または帰任2〜3か月前)
- 円換算での資産総額を記録
- 目標(47,000ユーロ=約800万円)との差分を確認
ひとまず、これらを暫定の管理項目として運用し、実際の状況に応じて柔軟に見直していく予定です。
まとめ
海外駐在という限られた期間の中で、セミリタイアに向けて何ができるか、そして具体的にどう動くかを整理してきました。
即応ルールと定期管理を決めておくことで、状況の変化に左右されず、落ち着いて客観的に判断できると思います。
計画を完璧にすることよりも、より良い選択と結果を少しずつ積み重ねていくこと。
それが、今の段階でできる最も確かなセミリタイア計画だと思います。

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