先の記事では、これまでの人生を振り返り、「なんだかんだ上手く行く」と感じてきた理由を整理してみました。
大きな賭けをせず、致命的なリスクを避け、複数の選択肢を持ちながら進むこと。
そうした思考パターンが、大枠で見て安定した状態をつくってきたのではないか、という結論に至りました。
では、このスタンスはこれからも通用するのでしょうか。
環境は確実に変わっていく
これまで上手く行ってきた背景には、当時の環境があります。
年齢も若く、選択のやり直しが比較的ききやすい時期でした。
親からのサポートも受けられ、責任の範囲も今ほど広くはなかったように思います。
しかし、これからは条件が少しずつ変わっていきます。
子どもたちは成長し、しっかりと支え、育てていく責任があります。
健康についても、これまでと同じ前提で考えられるとは限りません。
環境が変われば、リスクの質も変わります。
これまで通用してきた「破綻しない範囲で最適解を選ぶ戦略」を続けたとして、同じような結果になるのでしょうか。
過去の延長線上に未来があるとはいえ、その延長線が常に穏やかである保証はありません。
だからこそ、これまでのスタンスを前提にしたままでよいのかを、一度立ち止まって考えてみます。
「破綻しない戦略」は、今後も有効か
これまでの私は、「成功すること」よりも「破綻しないこと」を優先してきました。
大きな上振れを狙うよりも、下振れを避けることに重きを置いてきたとも言えます。
と書くと、守りを重視してきたように見えますが、実際は挑戦する気持ちも持ち続けてきたつもりです。
それが最適解を選ぶということであり、致命傷を避けることを前提にしながら、その範囲の中で攻めの最大値を探るようなイメージです。
自分でも都合がいい考え方だと感じますが、カードゲームや麻雀を想像してみてください。
一位を狙い続けるには、実力だけでなく、賭けや運も必要になります。
一方で、安定して勝ち続けるには、まず大きく負けない立ち回りが重要になります。
もちろん、守りだけでは勝てません。
しかし、無理な勝負を避けながら勝率を上げていくことは可能です。
他人の評価に依存しない私の性格もあって、一位や百点そのものにはあまり興味がありません。
それよりも、頑張りすぎず80%くらいの結果を安定して取り続けることを重視してきました。
そのスタンスこそが、私なりの「破綻しない範囲で最適解を選ぶ戦略」であり、
言い換えれば「なんだかんだ上手く行く戦略」なのだと思います。
ここまで整理して考えると、これからもこの戦略は通用するように思えます。
ただ、これまでと異なるのは、条件がより複雑になっていることです。
だからこそ、これまで以上に精度の高い判断が求められるのだと感じています。
この先も私は、その戦略を選ぶのか
私の「なんだかんだ上手く行く」は、単なる楽観ではなく、ある種の戦略だったと言えそうです。
致命傷を避けながら、その範囲の中で最大値を探る。
一位を狙うよりも、安定して80%を取り続ける。
そうした姿勢が、これまでの結果につながってきました。
今後は環境がより複雑になり、判断の難易度が上がっていくことは確かです。
だからといって、極端に振り切れた戦略や、がちがちに守りを固めた戦略に変える必要があるとは思えません。
むしろ大切なのは、これまでのスタンスを無意識に続けることではなく、「理解し、選んで続ける」ことなのだと思います。

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