持ち家か賃貸か──セミリタイア後の住まいを考える

住まい計画

現在私は持ち家に住んでいますが、この家はセミリタイア、あるいは転職のタイミングで手放す予定でいます。

もし今の家にそのまま住み続けるのであれば、私にとって「持ち家か賃貸か」という議論はほとんど意味を持たないでしょう。
しかし、将来的に家を手放す予定であれば、その選択は他人事ではなくなります。 

セミリタイアを意識し始めたころは、すでに家を所有しているという“決まった前提”の中で考えるしかありませんでした。
けれども、「手放す」という選択肢を加えたことで、未来に複数の選択肢が生まれました。
この“選べる状態”になったことを、私としては歓迎しています。 

基本的には、最後は再び持ち家に落ち着きたいと考えています。
ただし、その間に一時的に賃貸を利用することは十分にあり得ます。

それぞれのメリットとデメリットを整理しながら、今の段階で一度考えをまとめておきたいと思います。

持ち家と賃貸、それぞれの特徴を整理する

持ち家と賃貸、それぞれに良さがあります。
どちらが正しいというよりも、どの段階で何に重きを置くかで選択は変わってきます。

持ち家の良さは、やはり「安心感」と「自由度」にあります。
契約というものに縛られることなく、心置きなくその場所に住み続けることができます。

また、DIYをしたり、空間を自分好みに整えたりと、暮らしに対して主体的になれる点も大きいと思います。
私としては、自宅ではできるだけ自由度を高く保ちたいと考えています。

一方、賃貸の良さは「柔軟さ」と考えています。
一定の場所に縛られることがなく、家族構成や仕事、環境の変化に合わせて住む場所を変えられるという選択肢を持つことができます。

特にセミリタイアにおいて、転職を選択した際や、セミリタイア直後の生活を考えた際には、その柔軟性のメリットを強く感じられるかもしれません。

また、どちらにもデメリットはあります。
持ち家の場合では修繕費や隣人との関係性などが挙げられ、賃貸の場合では、長期的に固定費がかかり続けるといった点が課題になります。

こうして整理してみると、どちらにも一長一短があります。
私自身は、今の段階では「一時的に賃貸」から「最終的に再び持ち家へ」という流れを想定しています。
その間に、最終的な自分たちの生活に合った間取りや環境を見つめ直していければと思います。

セミリタイア後の住まいの条件

セミリタイア後の住まいを考えるとき、最も大切なのは「何を軸に生活を組み立てたいか」だと思います。
利便性、コスト、静けさ、自由度――どれを優先するかで、住まいの形は大きく変わっていきます。

私の場合、まず意識したいのは自宅での自由度です。
労働から解放された日々を堪能したり、趣味の場としても活用したいので、ある程度の利便性は必要と考えています。
自由な時間があるからこそ、少し広めの生活圏内に様々な選択肢がある――そんな意味での利便性を重視しています。

また、子どもたちが独り立ちした後の暮らしを前提に、夫婦ふたりでの生活に合った間取りや広さを見極めることも大切になります。
「必要以上に広くなく、けれど窮屈ではない」――そんな程よい空間を考えたいと思います。

そしてもう一つ、実家との距離も現実的な要素として考えています。
私と妻、どちらの実家も比較的近いため、将来的にはその方向へ生活拠点を寄せていくことも考えてはいます。
完全に戻るかどうかは、利便性や環境、コストなどを見ながら判断していくつもりです。

セミリタイアに関わる試算は、基本的に自分のコントロール下にある要素で組み立てています。
だからこそ、計画のベースは「夫婦と子どもたち」という小さなまとまりおける最適化を軸に置いています。

住まいを“資産”ではなく“環境”として考える

家というものを考えるとき、どうしても「資産」や「コスト」といった数字に目が向きがちです。
もちろん、それらは現実的に無視できない要素です。
しかし、セミリタイア後の暮らしを考えるとき、私は少し違う視点で住まいを見るようにしています。

住まいは、単なる資産ではなく、自分たちが暮らしを育てていく“環境”です。
日々の気持ちや行動の基盤となり、静かな時間の中で考えを深めたり、家族と過ごしたりする場所。
その環境が心に与える影響は、資産価値以上に大きいと思っています。

資産としての最適化だけを考えれば、もっと効率的な選択もあるかもしれません。
しかし、セミリタイアという“生き方そのものを整える過程”の中では、効率よりも「心地よく続けられること」を優先したいと考えています。
住まいは、その“続けるための土台”であるように思うからです。

持ち家か賃貸かという二択ではなく、そのときの生活に最も合った環境を柔軟に選びながら暮らしていく。
それが、これからの自分にとっての「住まいのあり方」なのかもしれません。

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