海外駐在という立場もあり、給与やボーナスの受け取り方には少し独特な構造があります。
今回、ボーナスをきっかけにその仕組みをあらためて整理してみると、普段の資産形成や家計の見え方に、少しズレが生じていることに気づきました。
今回は、その構造により誤認していた点ついて記録しておきます。
ボーナスを先取りしているような構造
現在の私の給与は、日本側で設定されている月給と、実際にユーロで受け取っている(受け取らなければいけない)金額に差があります。
円換算で多く受け取ってしまった分については、ボーナスで清算する仕組みになっています。
その結果、月々の手取りの中には、将来受け取るはずのボーナス+αの分が含まれていることになります。
この構造自体は理解しているつもりでしたが、普段の生活の中ではなかなか自覚しにくい部分でもありました。
毎月の差額は記録しているものの、受け取っているユーロのうち、どこまでが本来の月給に相当するのかを計算していなかったため、実際にどれくらい余分に受け取っているのかを把握できていませんでした。
余裕があるように見えてしまう家計の錯覚
月々の手取りだけを見ると、家計には月500ユーロは積み立てられるくらいの余裕はあるように感じていました。
ただ、Wise Stocks への積立を行ったあとのキャッシュに対して、ボーナス相当分を差し引いたとすると、実際にはキャッシュベースではマイナスとなっている、ということになっていそうです。
手取りが多く見える一方で、その中には将来清算される分も含まれています。
その前提を意識せずに見てしまうと、家計に余裕があるように錯覚してしまいます。
今回の気づきは、その点にあったように思います。
Wise Stocks からの送金が示していたもの
今回、ボーナス時の清算にあたり、返金しなければいけない金額が大きかったため、Wise Stocksから送金する必要がありました。
予定どおり定額で積み立てられているつもりだったものが、実際にはもっと少ない額しか積み立てられていないかったということになります。
名目上積み立てていた額から、返金に必要な額を差し引いてみると、実際に積み立てられていた金額は、月あたり約230ユーロ程度でした。
年間ではおよそ100万円分ほどを貯蓄できる想定をしており、夏と冬のボーナス分に相当するくらいを見込んでいましたが、実際の貯蓄ペースはそれよりもかなり緩やかで、この点は自分にとって大きな誤算でした。
反省というより、点検のタイミング
今回の一連の気づきは、無駄遣いをしていたとか、家計が破綻しているといった話ではありません。
仕組みとしてそうなっていることを、きちんと把握できていなかった、という点に尽きるのだと思います。
ボーナスを先取りしているような構造のもとでは、手取りの見え方と実際のキャッシュフローにズレが生じやすくなります。
そのズレが積み重なると、貯蓄ペースや資産形成の感覚にも影響してきます。
今回Wise Stocksから送金が必要になったことは、そのズレを可視化してくれた出来事でした。
すぐに生活水準を見直す必要がある、という話ではありません。
ただ、月々の収支について一度点検しておくことは大切だと感じています。
今回の気づきをきっかけに、家計の見え方と実態との差を、もう少し丁寧に確認していこうと思います。
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