安心にはコストがかかる

考え方・背景

セミリタイアを考える人にとって、最も大きな関心事のひとつは「いくらあれば安心してリタイアできるのか」という点だと思います。
けれども、この問いには誰にでも当てはまる正解があるわけではありません。

働き方や環境が違うのはもちろんですが、根本的には「安心と不安のバランス」が人それぞれだからだと思います。
同じ金額の資産を持っていても、不安なく過ごせる人もいれば、まだ足りないと感じる人もいる。

そしてその背景には、「安心にはコストがかかる」 という現実がある、と考えています。

安心にかかるコストのイメージ

安心を得るためにはコストがかかる、ということを身近な例で考えてみます。

ある目的地に向かうとき、予定の時間までに確実に間に合わせたいなら電車やタクシーを使うのが安心です。
ただし当然ながら、その分の費用がかかります。これが「安心を得るためのコスト」です。

逆にコストをかけないように歩いて向かうと、交通費はゼロで済みますが、今度は予定の時間に間に合うかどうかという不安がつきまといます。
それでも、事前に目的地までの距離を調べ、歩く速度から到着時間を計算すれば、その不安を最小限にすることはできます。

この「不安を計算でコントロールする」という考え方こそが、私にとってのセミリタイア計画にあたります。

セミリタイアと安心のコスト

セミリタイアにおける最大の不安は「資産が尽きてしまうこと」だと思います。
その不安を減らすには、余分に資産を積み上げておくことが必要になります。

ただ、その結果として最終的に使い切れずに残る資産が出てきてしまいます。
言い換えれば、その「残ってしまった資産」こそが、安心を得るために支払ったコストになります。

そして難しいのは、この安心のコストが実際にいくらだったのかは、人生の本当に終盤にならなければ分からないという点です。
だからこそ、シミュレーションや計画によって「不安をできるだけ小さくしておくこと」が大切になると考えています。

次回は、その不安を我が家ではどうコントロールしているのか、夫婦の役割分担という視点から考えてみたいと思います。

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