前回の記事では、KY活動の考え方をヒントに、セミリタイア計画でも「想定外を想定する」という視点を持ってみようということについて書きました。
今回はその流れを受けて、実際のリスクを一つ取り上げてみます。
初回のテーマは「セミリタイア前の収入減」
具体的な数字の話というよりも、起こり得るケースを整理しながら“気づき”としてまとめてみたいと思います。
ここで挙げる内容はあくまで入り口として、より重要だと思う問題については、別の記事で個別に掘り下げていく予定です。
転職という選択
セミリタイアを見据える中で、転職を選ぶことは選択肢の一つです。
もちろん、転職が必ず減収につながるわけではありません。
しかし、一時的に年収が下がるケースは、KY活動的には想定しておく必要があります。
現在の会社の状況や、自分のモチベーションを高めるという点では、転職にメリットがあります。
一方で、収入の面では慎重に検討しておきたいと思います。
早期退職を選ぶ場合
会社の制度や状況によって、早期退職の募集が行われることも想定しておきます。
募集のタイミングや条件によっては、応募を検討する判断も、現実的な選択になります。
とはいえ、残った社員への負担増や、その中での自分のモチベーションを考えると、タイミングによらず応募する可能性は高いと考えています。
転職とも連動するテーマであり、割増退職金の有無や時期によってさまざまなパターンが考えられるため、定期的に見直すべき項目の一つです。
資産や子どもの進学状況に応じて、あらかじめ想定しておくことで、慌てず速やかに判断できるようにしておきたいと思います。
妻の働き方
帰国後の生活を見据える中で、妻の働き方は大きな要素の一つです。
ただし、妻の選択や何かに挑戦したいという気持ちは、私にとっての「人生の命題」を支える非常に重要な要素でもあります。
その自由を担保することは、計画全体の中でも最優先事項です。
したがって、正確に表現するのであれば、「帰国後の妻の収入見積りに対する精度のリスク」と言う方が近いかもしれません。
この点については、日々の妻との会話を通じて、考えや希望を丁寧に読み取りながら、シミュレーションへ少しずつ反映していく必要があると考えています。
投資リターンの想定が下回る場合
セミリタイア計画の中で、投資のリターンは、計画を支える重要な前提条件です。
しかし、どんなに堅実な設計をしても、長期的に見れば想定した利回りを下回る可能性は常にあります。
とはいえ、過度に悲観的な想定をするつもりはありません。
大切なのは、数字の精度よりも、「もし下回ったときにどう動くか」という視点を持っておくことだと考えています。
副業という選択肢を準備しておいたり、最悪“もう少し働く”という柔軟さを残しておくなど――
“計画の数字を守る”よりも、“数字を扱える自分を保つ”ことを意識して、セミリタイア計画を進めていきたいと思います。
まとめ
今回取り上げた「セミリタイア前の収入減」については、とくに早期退職に関する検討の重要性を改めて感じました。
状況や制度によって影響が大きく変わるため、今後もう少し深く掘り下げて整理してみたいテーマです。
こうしてテーマを絞って考えてみると、日々思いついた範囲での検討だけでは、どうしても見落としてしまうリスクがあることにも気づきます。
そこで、KY活動的な視点で“テーマを決めて洗い出す”ことで、潜在的なリスクに気づくきっかけが生まれるのだと思います。
今後もテーマごとにさまざまなリスクを想像しながら、少しずつ“想定内の範囲”を広げていければと考えています。

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