これまで私は、会社とはいわゆる「Win-Win」の関係でやってきたと思っています。
自分のやりたいことと、会社から求められること、そのタイミングも含めて、ある程度うまく噛み合ってきました。
ただ、その関係もこの先ずっと続くのかというと、結構限界にきているなと感じています。
今回のスライド異動の話も含めて、そのあたりを一度整理しておこうと思います。
これまでの「Win-Win」と、今回のスライド異動
これまでを振り返ると、会社との関係は比較的うまくいっていたと思います。
自分のやりたいことと、会社から求められること、そのタイミングも含めて、かなり噛み合ってきました。
オランダ駐在も、その延長線上にあります。
自分としても海外での経験を積みたいという思いがあり、会社としてもその役割を求めていた。
ただ、このまま駐在3年で日本に戻るとなったときに、この関係がそのまま続くかというと、少し難しいのではないか、という感覚もありました。
立場が変わっていくことで、自分のやりたいことと、会社から求められることが、徐々にズレていくだろうという予想です。
そんな中で出てきたのが、今回のスライド異動の話でした。
ある意味では、「もう少しこの関係を続けてみるか」と言われているようなタイミングでした。
少なくとも現時点では、この話は自分にとってはプラスに働く内容です。
その意味では、会社との関係はもう少し続きそうだ、というのが正直なところです。
少しずつ感じている違和感
一方で、ここ数年の中で、少しずつ違和感のようなものを感じる場面が増えてきているのも事実です。
会社全体としての活力や、社員一人一人のモチベーションのようなものが、以前に比べると弱くなってきているように感じます。
あくまで主観ではありますが、特に間接部門にその原因があるように思えます。
以下は少し愚痴っぽくなってしまうので、あくまで自分用のメモとして残しておきますが、その一例が、一時帰国の申請に関する直近のやり取りでした。
異動の話がほぼ決まりつつある中、タイミング的には問題ないだろうと考えて一時帰国の申請を行ったのですが、受理されませんでした。
規定上は「6か月以内の帰任が予定されていない場合に限り、家族帯同者は2年に1回帰国可能」となっています。
今回の場合、11月中旬以降に手続きのため一度日本へ戻る予定はあるものの、現時点ではまだ6か月以上の期間がありますし、そもそも今回は帰任ではなく、海外赴任から海外赴任への異動です。
そのため、少なくとも形式上は条件を満たしている認識でしたが、結果としては却下されました。
会社のルールに沿ったものであれば、ある程度仕方ない部分もあるとは思います。
ただ、気になったのはその過程での対応でした。
理由を確認しようとしても、別の担当に回されるだけで明確な説明はなく、最終的にどういう判断だったのかが見えないままです。
「受理されない理由を教えてほしい」という、ごく当たり前の感覚が満たされなかったことに、少し引っかかりが残りました。
おそらくは、年末に一度日本へ戻る予定があることから、「それで十分ではないか」といった形で、間接部門にて機械的に判断されたのではないかと思っています。
必要な場面ではそういった対応も合理的だとは思いますが、今回のようなケースでも同じ扱いになるのか、という点には少し考えさせられるものがありました。
ギリギリWin-Winという関係
今回の一連の流れを通じて、改めて感じたのは、自分と会社との関係は「ギリギリWin-Winで成り立っている」に過ぎないということです。
自分としては、上位10%に入るくらいによく働く側の社員であるつもりですし、次の異動に関しても多くの人が避けたがるであろう赴任地であっても受けることにしました。
そういった意味では、会社にとっても多少なりとも価値は提供できているのではないかと思っています。
一方で、そのような状況であっても、今回のような対応が返ってくるというのもまた現実です。
会社として見れば、個々の事情よりもルールや全体最適が優先されることはありそうですが、その距離感は改めて認識させられました。
正直なところ、こういった小さな積み重ねで会社側に対する感情が薄れていくのであれば、それはそれで合理的なのかもしれません。
いざ転職という選択をする際に、後ろ髪を引かれることが少なくなるという意味では、お互いにとってドライで割り切った関係とも言えます。
やりがいや会社への貢献といったものは、少なくとも今の自分の中では大きな要素ではなくなっています。
あくまで、自分にとってプラスかどうか、そのバランスの上で成り立っている関係です。
だからこそ、この「ギリギリWin-Win」のラインが保たれている間は続けられると思いますし、逆にそのラインが崩れてしまったときは、関係が終わるだけの話なのだと思います。
もし会社側があえてそのギリギリのラインを狙っているのだとしたら、それはそれで見事だなとも思いますが、そのときは単純に自分の負けを認めましょう。
まあ、それはそれで仕方ないのかな、というくらいの温度感でいます。

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