会社のすべてがネガティブに見えてしまう | 50歳セミリタイアを志向する轍録(わだちろく)

会社のすべてがネガティブに見えてしまう

仕事・転職

ここ最近、会社が打ち出すさまざまな方針や考え方に対して、どうにもネガティブな印象ばかりを抱いてしまいます。

これは、会社の方針が本当に的を射ていないのか、それとも私の考えがズレているのか。
はたまた、私自身がまだ若く、組織の意図や深い事情を理解しきれていないだけなのかもしれません。

「ネガティブな感覚を抱いている状況」が是か非か、そしてどう立ち回っていくべきか、出来るだけ客観視して考えてみたいと思います。

なぜ会社のすべてがネガティブに見えるのか 

私がいま感じているネガティブな捉え方ですが、原因のひとつは、自分の中で「この会社で過ごす残り時間」がはっきりと見えてしまったことにありそうです。

具体的には、これから迎えるインド駐在とその後の期間を含め、「この会社にはもう長くは留まらないだろう」という意識が自分の中に芽生えています。
それによって、会社に対する立ち位置が「当事者」から「一歩引いた客観的な視点」へと自然にシフトしてしまったように感じています。 

そしてもうひとつの原因は、組織の「当たり前」の基準に対する違和感です。 

先日、海外出張者向けに配信されたアナウンスを目にした際、その内容に少し驚いてしまいました。

  • 「空港に着いたら連絡が取れるよう電源を入れる」
  • 「移動中車酔いする人は酔い止め対策をする」
  • 「時間厳守」……など

社会人の心得としてはごく基本的な内容に見え、「こうしたことまで丁寧に注意喚起しなければならない会社なのだろうか」と、時代の変化なのか自分の感覚が古くなっているのか戸惑いを覚えました。

また、本社では「挨拶推進ポスター」が新たに掲出されたそうです。
「元気に挨拶をして、活力ある職場を目指しましょう」といった趣旨のようですが、以前本社にいた頃はごく自然に挨拶が行き交っていた印象があるため、私の赴任中に何か職場の雰囲気が変わってしまったのだろうかと、少し困惑を禁じえません。

まあ、どちらも一部の人向けだとは思うのですが。

一歩引いた視点になったことの「影響」と「良し悪し」 

会社や組織の変化に対して客観的・俯瞰的な視点を持つようになったことは、自分にとって良い影響と悪い影響の双方をもたらしていると感じます。

ネガティブな影響

一番のデメリットは、やはり日々の中で「モヤモヤ」や「引っかかり」を感じる機会が増えてしまったことです。

以前のように当事者として渦中にいれば、意見を出したり、より良くしようと行動を起こしたりしていたかもしれません。
しかし現在では、そうしたことに対する興味や情熱を抱くことが難しくなっています。

「これからの組織は、残っていく人たちが主体となって動かしていけばいい」と割り切りつつも、どこかやりきれない「なんだかなあ」という思いだけが残ってしまうのが正直なところです。 

ポジティブな影響

一方で、決して悪いことばかりではありません。
むしろ最大のメリットは、「会社に過度な期待をしなくなり、感情を振り回されなくなったこと」です。 

組織の方針や周囲の動きに対して、「そういう方針なんだな」「そういう状況なんだな」と一つのパラメータとして淡々と受け止めています。

また、会社との間に適切な心理的距離ができたことで、自分の本当に目指したいものへエネルギーを集中できるようになったと感じています。

「必要なことを、必要なだけやる。評価は気にせず、自分のやりたい仕事に集中する」
そんなマインドが形成されつつあります。

文字に起こすと、なんだかとんでもない社員のように見えてしまうかもしれませんが、現場の実働メンバーたちとは日頃からしっかりコンセンサスを取り合っており、良好な関係性を築けています。

この状況をどう判断し、どう振る舞うべきか 

では、このように「会社のすべてがネガティブに見えてしまう」「一歩引いた客観的な視点になってしまった」という現状を、私はどう判断すべきなのでしょうか。

結論から言えば、この状況を無理に「悪いこと(非)」と決めつける必要はないと考えています。

もちろん、組織に全力を捧げる熱血社員という観点から見れば、今の状態は好ましくないのかもしれません。
しかし見方を変えれば、会社という組織への過度な依存から抜け出し、「自分の人生の主導権を自分のもとに取り戻した健全なプロセス」とも捉えられます。

会社の方針に一喜一憂せず、客観的・俯瞰的に状況を捉えられるようになったからこそ、自分が真に果たすべきミッションと、個人のライフプランとの切り分けができるようになります。

今後の立ち回りとしては、無理に会社の方針を好きになろうと偽るのではなく、以下のスタンスを貫こうと考えています。

  • 与えられた役割や業務(ミッション)はプロとして粛々と果たす
  • 実働メンバーとの良好な連携とリスペクトは維持する
  • 組織の波に感情を乱されることなく、自分のエネルギーは自分の人生のゴールへ注ぐ

会社と「適切な距離感」を保ちながら、自分の軸をブレさせずに過ごしていくこと。
それこそが、今の私にとって最も合理的で誠実な立ち振る舞いだと感じています。

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